同じ顔症候群から脱却せよ #2

前回の続きです。前回は16名のデフォルトシムの組合せから8名の第2世代が誕生しました。今回は第3世代から最終第5世代までのシムを生成していきます。

2世代目8名から4名生成

前回誕生した8名がこちら。赤いラインの組合せで第3世代を生成していきたいと思います。遺伝を比較しやすいようなるべく男女をペアにしましたが、女性シムが多かったので1組は女性同士になりました。

1組目

以下の画像は左右が親、中央が生成された子です。世代は全員若者に統一しています。1組目左はデュアン・タラとジェスミンダー・ブヒーダの子、右はブレント・ヘッキングとペニー・ピザッツの子です。

生成された子は全体的に右のシムに似た印象です。目鼻口は全て右からの遺伝ですね。少し幅のある顔の輪郭は左からかな。

横から見てみると、そもそも左右のシムのフェイスラインが似ている気がしますが、どちらかというと右に似ているかな。鼻はタイプは右、サイズは左のようです。吊り眉の印象のせいか、シャープで凛々しい印象のシムに仕上がりました。

 

2組目

2組目左はモティマー・ゴスとジュリア・ライトの子、右はスコット・トラヴィスとラビーナ・チョプラの子です。

目鼻口、眉毛の角度まで右のシムからの遺伝に偏る結果となりました。顔の幅は若干広くなっているもののフェイスラインも右の遺伝ですね。

横から見ても完全に右に似ています。髪をお団子にしているところまでおそろい。ここでモティマー氏とジュリア・ライトの遺伝はほぼ消失してしまった感があります。

 

3組目

お次は女性同士の組合せ。左がウォルフガング・マンチとゾーイ・パテルの子、右がジュール・リコとオリアナ・ンガタの子です。

おお~今回は双方の遺伝がブレンドされた結果ユニークなシムが生成されました!目鼻口は右の遺伝なのですが、顔の輪郭が左に似たためかなり印象が違いますね。

横から。ウォルフガング・マンチの特徴的な小さな目の遺伝が失われたのは少し残念ですが、豊かな唇が魅力的なお姉さんになりました。

 

4組目

この世代最後の組合せは、左手がダン・ロサーリオとブロッサム・グリーンバーグの子、右手がマルコム・ランドグラーブとナラニ・マヒアイの子です。

あらかわいい!とてもプリティーなお顔の男性シムが誕生しました。左右どちらも女性シムなので遺伝の比較が難しいのですが、鼻と困り眉がダン・ロサーリオ由来であることだけははっきりと分かります。目は多分右…?唇もどちらかというと薄めなので右からの遺伝でしょうか。輪郭はどうかなあ。

横からの輪郭もちょっとどちらとも言えない感じです。前回の記事の画像と見比べているのですが、ダン・ロサーリオとマルコム・ランドグラーブの融合の結果といわれればしっくりくるような。とにかく大変かわいらしいお顔であることは確かです。これは自分でイチからは作れないと思います。

3世代目4名から2名生成

第3世代の4名が出そろいましたので、この組合せで第4世代を生成していきます。ちょうど黒髪と金髪が2名ずつになったので同じ髪色同士をペアにしてみました。

1組目

まずは黒髪ペア。ここまでくると初代の面影はほぼ感じられませんが、左のシムの輪郭に若干ブレントみがあるでしょうか。右のシムは目がオリアナの遺伝です。

ブレントの輪郭とオリアナの一重は消え、単純に好みのシムが生成されました。目鼻口は左から、顔の輪郭は右からもらったようです。

完全に普段自分で生成する横顔のラインになっている。元になった左右のシムはどちらもけっこう際立った特徴があると思ったのですが、不思議です。

 

2組目

お次は金髪ペア。いまだ色濃く残り続けるダン・ロサーリオの鼻筋と困り眉。

そしてまたしてもダンの鼻が勝ち残りました。目のタイプは左から、角度は右からもらった感じでしょうか。口はおそらく右ですね。輪郭はやや右寄りでしょうか。困り眉は消えてしまいました。

特徴的な鼻が目につくのですが、横顔のライン全体は右からの遺伝のようです。

4世代目2名から2名生成

さて、いよいよ最後の世代を生成する時がきました。この世代については、同じ組合わせから男女1名ずつのシムを誕生させます。

女性シム

まずは女性シムから。眉と口は左、目鼻は右からとバランスのいい結果になりました。顔の輪郭はどちらとも違う気がしますが。

横から。口元以外はおおむね右の遺伝でしょうか。この女性シムに関しては自分で生成するタイプと正直あまり差が出ない結果になりました。16名のデフォルトシムから出発し、途中ユニークな特徴を持つ多くのシムを経由したのですが、結局は好みのタイプに収束する結果となりました。やはり初代に好みのタイプばかりを集めたからですかね。

 

男性シム

さらに同じペアから男性シムを生成しました。輪郭と目と口は左、鼻は右、太眉は右で角度は左から。こちらもバランスのいい遺伝です。

正面の全体的な印象は左寄りだったのですが、横顔は不思議と右寄りでした。この男性シムに関しては個人的には新鮮なタイプに仕上がりました。横顔のラインもそうですし、男性シムを生成する場合は切れ長の目を選択することが多いからかもしれません。

ちょっぴり無念なのはダンの鼻が最後の最後で消失してしまったことです…。それはともかく楽しいチャレンジでした。今回は好みのタイプでやりましたが、例えばダンの鼻のように特徴的な遺伝を持つシムばかりを集めて第5世代まで見てみるのも楽しいかもしれません。

 

おまけ

せっかくなので最後の2人の髪型や服装を設定してみました。女性シムはやはり見慣れている感じの顔立ちです。

男性シムは髪型を変えると一気に芸術家っぽさが出ました。瞳がキレイなので正気でない特質をつけたいですね!